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「耳糸」の工夫で扱いやすく

「ひし目」防鳥網は歪みやすい

防鳥網を展張する時には、網地の両端の「耳糸」部分に誘導紐やワイヤーを通して網を引き延ばし、網目を広げていきます。

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「ひし目」防鳥網の耳糸部分

「ひし目」網目の防鳥網は、縮結(いせ)を利用して展張し、広い圃場をカバーできることが特徴です。

設置する圃場に合わせて縮結を調整するので、耳糸が誘導紐やワイヤーに接する部分は固定されていません。このため、網に力が加わることによって耳糸が引っ張られ、網地が簡単に歪んでしまいます。

「ひし目」網目の防鳥網は、設置時に網を展張するのは比較的容易ですが、設置後のメンテナンス性は高くなく、それが原因と思われる野鳥の羅網事故も数多く発生しています。

の「耳糸」の工夫

は、縮結(いせ)を利用して網地を展張しつつ、耳糸が「ハニカム」の網目形状を保持するように工夫されています。

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「耳糸」を正六角形の2辺と直角に結節

「耳糸」を正六角形の2辺と直角に結節

では、網の両端の「ハニカム」網目の2辺が、「耳糸」と直角に交わるように結節されます。

「耳糸」を真っ直ぐ引き延ばすと、網地全体がハニカム網目で充填されます。防鳥網に力が加わっても正六角形の網目形状が崩れず、網地が歪むことはありません。

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張り紐を引き絞って網地を結束

張り紐を引き絞って網地を畳む

の「耳糸」に通した張り紐を引き絞ると、正六角形の網目がフラットに畳まれ、網地をコンパクトに結束することができます。

は網地の展張・結束作業が容易で、作業者にとっても優しい防鳥網です。

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